グラフェンTEMグリッド
清浄度の高いCVD合成の2層グラフェン自立膜による画期的なTEMグリッドです。
超微粒子、ウィルスなどの透過電子顕微鏡観察用試料支持膜として最適です。
2層グラフェンTEMグリッドでの親水化処理により非常に薄く均一な厚さの氷の層を
形成できます 。(親水化処理済みのグラフェンTEMグリッドの提供も可能です)
製品データ
室温・高温下での超微粒子観察、低温化でのウイルス・タンパク質等のソフトマテリアル観察用支持膜として最適。
グラフェン膜
グラフェンの製法 | 化学気相合成(CVD) |
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転写法 | ウェット転写 |
サイズ | 3mm(TEMグリッドの直径) |
グラフェン層数 | 1層(平均1~1.4)、2層(平均2.0~2.2) |
厚さ | 0.33nm(1層の理想値)、0.67nm(2層の理想値) |
グレインサイズ | 数μm |
色 | 黒(透過率95%程度) |
観察温度域 | -269℃~600℃ |
基材となるTEMグリッド
基材となるTEMグリッド | QUANTIFOIL® R0.6/1, R1/4, R1.2/1.3 |
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グラフェン自立膜直径 | 0.6μm(R0.6/1),1.0μm(R1/4),1.2μm(R1.2/1.3) |
材質 | モリブデン(Mo)、金(Au) |
参考情報
・“High-precision thickness control of ice layer on CVD grown bilayer graphene for cryo-TEM”, Carbon 160 (2020) pp107-112.